(仮訳)南米新産種、Parmotrema pseudocrinitum
Michlig, SA. & Ferraro, LI. 2010. The first record of Parmotrema pseudocrinitum (Parmeliaceae, lichenized Ascomycota) in South America. Mycotaxon. Available at: https://www.ingentaconnect.com/content/mtax/mt/2010/00000112/00000001/art00027 [Accessed December 26, 2020] 【R3-07994】2020/12/26投稿

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3行まとめ

アルゼンチン北部の保護地域からParmotrema pseudocrinitumを南米新産種として報告した。
本種は従来アフリカ、グアテマラなどから知られ、アルゼンチンではEnterolobium属およびTabebuia属植物の樹皮に生じていた。
本種を含む繊毛状裂芽を有するParmotrema属菌の検索表を掲載した。

(南米、アルゼンチン新産種)

Parmotrema pseudocrinitum (Abbayes) Hale
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【よく似た種との区別】
Parmotrema melanochaetum
南米に分布する
裂芽が繊毛状
髄層がK陰性
髄層がP陰性
髄層がC+ばら色
髄層がKC+ばら色
髄層がUV陰性
地衣成分としてジロホール酸を含む
本種と異なり地衣体上面に強い~かなり顕著な白斑を有するのではなく白斑を欠くか稀に僅かに生じるのみである
本種と異なり偽根が分枝しないのではなく分枝しない~不規則に分枝する
Parmotrema crinitum(チヂレマツゲゴケ)
裂芽が繊毛状
本種より子嚢胞子のサイズが大きい
本種より粉子が短い
本種と異なり粉子が糸状ではなく類瓶形
本種と異なり髄層がK陰性ではなくK+黄色
本種と異なり地衣成分としてスチクチン酸を含む
Parmotrema mellissii(ニセマツゲゴケ)
裂芽が繊毛状
粉子の長さが類似している
髄層がK陰性
本種と異なり裂芽が珊瑚状でのちにしばしば粉芽状
本種と異なり髄層がUV陰性ではなくUV+明青緑色
本種と異なりKC+ばら色ではなくKC+橙色
本種と異なり地衣成分としてアレクトロン酸を含む